ホテル・旅館の経営を学ぶ
東京YMCA国際ホテル専門学校は、今年で創立82年を迎えた日本初のホテル専門学校だ。卒業生は総支配人からサービススタッフ、また旅館の後継者、経営者まで、あらゆる立場で活躍し、ホテル・旅館業界を担っている。
1年制の「ホテル専攻科」が2017年度から「ホテル旅館経営学科」としてリニューアルした。昨今の外国人旅行者の急増、また2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催など、ホテル・旅館という産業が注目を浴びている。「日本で働きながらにして、世界を相手にするホテル・旅館の後継者・経営者育成の環境強化が主な目的」と同校。
カリキュラムはマネジメント、マーケティング、アカウンティングを基盤とし、管理理論と実務に特化した講義をラインアップ。実践的マネジメントを中心に幅広い知識、実務を身につける。特別授業では、宿泊産業に特化したビジネススクール「宿屋大学」が監修。日本の宿泊産業を牽引する著名なキーパーソンたちとのつながりも強化された。
生まれながらの後継者だけでなく、これらの舞台で活躍したい人たちが集い、強靭なネットワークとしてつながる環境がここにある。ホテル・旅館業界を取り巻く次の時代を見据え、将来を担う人材を輩出することがYMCAの大きな使命だ。
先人たちが守ってきた歴史と伝統を引き継ぎ、次世代のリーダーとしての自信を深める場として、この「ホテル旅館経営学科」は存在する。